2004.8.19 TimePilotダウンロードページへのリンク追加
2004.8.16 公開
HDL製 XCM-001-400

(有)ヒューマンデータさんから、モニター用としてご提供して頂いたボードです。
メーカーの紹介ページはこちらです。
特徴
100ピンのI/O引き出しと、オンボードクロックがあり、SRAM、USB用のパターンを持っている。
2.54mmピッチのコネクタで、アマチュア/試作に最適
コンフィグレーションROMを実装しているので、セルフ動作が可能
コストパフォーマンス重視系のシンプルなブレッドボード
XC3S200(20万ゲート)とXC3S400(40万ゲート)の2種類がありますが、断然後者の方がお得です。
評価
アマチュアや趣味の工作向けとしては少し高価ですが、ブレッドボードの中では安く、数個/ロットの少量生産品ではモジュールとしても使用も十分に可能な価格帯です。
2.54mmピッチのI/Oピンは、やはり試作に向いています。特にピン配置が自由なFPGAでは、その恩恵が大きいです。
回路にもよりますが、40万ゲートのインプリメントにはP4-1.7GHzで10分以上とか、とても長〜い時間を必要とします。
これまで、3Dゲームを除く、すべての業務、趣味において1.6GHzのCPUで不満を感じませんでしたが、XC3S400のインプリメントには4GHz超の超高速PCが欲しくなります。
オプションのオンボードRAM用パターンがSD-RAMでは無くSRAMなのはいただけません。
使用例
1.アーケードゲームクローン用ドーターボード
外部回路は、3.3Vレギュレータ、抵抗多数、コンデンサ少々と、1つのROM、コネクタで構成されています。
自由なピン配置+2.54mmピッチのおかげで、ほとんどが直線的なジャンパ配線で済みます。
アーケードゲームのクローンFPGA-TimePilotのおける、2つのZ80、2つのPSG(AY-3-8910)、SRAM、ビデオ回路、ビデオDAC、さらに付加回路のVGAアップスキャン、1bit サウンドDAC、プレステPADホストまで、ROMを除いたすべての回路がXC3S400に納まります。
もちろんPACMANも動きます。