YCrCbコンポーネント信号
映像信号を、輝度、赤色差、青色差で伝達するのがYCrCbコンポーネント信号です。
DVDやデジタル放送の普及と共に、またIEEE1394(DV端子)などと共に浸透してきたのがこの信号です。
TVでは、緑、赤、青のRCAピンジャックのコンポーネント入力か、D端子の入力端子になっています。
デジタル機器と共に登場した信号なので、デジタル信号かと思いきや、実は電気レベルでは一般的なVGAなどのアナログRGB信号とほぼ同等なまぎれもないアナログ信号です。
RGB信号との差といえば、輝度と2つの色差で送ることと、輝度信号に複合同期信号が含まれることです。
RGBでもSYNC on GREENとよばれるものには、輝度信号と同様の方法で同期信号が含まれており、この場合電気レベルではRGBとまったく同じになるでしょう。
PS2がメニューでRGBとYCrCbを切り替えられるのは、ごく当たり前な事なのです。なぜパソコン用のビデオカードには同様の機能を「わざわざ」搭載せずに、画質が悪くコストもかかる外付けPAL/NTSCエンコーダーを搭載するのか不思議でなりません。
D端子では、いくつかの解像度をサポートしていて、D2端子以上なら480pにて標準VGA(640x480@60Hz)の表示が可能と思われます。(試したことはない)
SYNC on GREEN対応のビデオカードとD3対応TVをお持ちなら、一度お試しあれ。
G−>Y
R−>Cr
B−>Cb
と、接続する。D端子−RCAコンポーネント ケーブルを使うと接続が簡単だ。
※映像信号にはシロウトなので、間違っている所があるかもしれません。